で、綿矢りささんの小説は、「蹴りたい背中」を含めて、「インストール」「夢を与える」「ウォーク・イン・クローゼット」と、四冊読んでますが、「蹴りたい背中」が一番インパクトが弱かったですかねえ。
あと、後半の展開で、女二人・男一人の三人で、ライブに行くシーンがあるんですが、「ウォーク・イン・クローゼット」でも、似たような展開があって、綿矢りささんは、話を展開する上で、ライブに行くシーンを入れるのが好きなのかなあと思ったりしました。
で、綿矢りささんの小説は、「蹴りたい背中」を含めて、「インストール」「夢を与える」「ウォーク・イン・クローゼット」と、四冊読んでますが、「蹴りたい背中」が一番インパクトが弱かったですかねえ。
あと、後半の展開で、女二人・男一人の三人で、ライブに行くシーンがあるんですが、「ウォーク・イン・クローゼット」でも、似たような展開があって、綿矢りささんは、話を展開する上で、ライブに行くシーンを入れるのが好きなのかなあと思ったりしました。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、綿矢りささんの「ウォーク・イン・クローゼット」を読みました。
二つ話が収録されてるんですが、「いなか、の、すとーかー」は、最終的に真っ当なオチにたどりつく、「世にも奇妙な物語」っぽい(?)話で、タイトル作の「ウォーク・イン・クローゼット」は、その時々で服装を変え、いろんな男の人とデートをし、彼氏を探してる女性が主人公の話で(去年放送された、「ゴロウデラックス」の中で紹介されてました)、読む前は、嫌な感じの女の人の話なのかなあと思いきや、意外とそうでもなく、アラサー女子の青春小説といった印象を受けました。
しかし、綿矢りささんは、純文学の作家から(なにをもって純文学とするのか基準はわかりませんが・・・)、エンターテイメント作家として、成長してる気がしました。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、映画「ディストラクション・ベイビーズ」を観ました。
ちゃんとオチがある終わり方って感じではありませんでしたが、暴力系で破滅型の、青春映画といった感じでしょうか・・・。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、佐藤正午さんの「身の上話」を読みました。
最初は、主人公で書店員のミチルが、彼氏がいつつも、出版社の人と不倫をしていて、恋愛に関するトラブルの話なのかと思いきや、次から次へと、意外な展開が起こっていく、ジェットコースター・ミステリー小説で、おもしろかったです。
で、この小説は、ドラマ化されてるんですが、ドラマ化されるのも納得です(ちなみに、ドラマ版は、映画「落下する夕方」を監督した、会津直枝さんが、演出・脚本・プロデュースを、1人で手掛けてるみたいです)。
ただ、終わり方に関しては、もうちょっとスッキリした終わり方だったらよかったのになあと思ったりしました。
例えば、ミチルが、晴れて無罪放免になるとか、竹井輝夫の動機や人物像が、もっとハッキリするとか。
あと思ったのが、ミチルが東京に出てこなければ、もしくは、東京に出てきても、竹井輝夫に会わなければ、事件はなにも起きなかっただろうなあと(こんなことを言ってしまっては、物語が進んでいかないので、元も子もないんですが・・・)。