特別ドリカムのファンてわけではありませんが、先日、とあるお店で、ドリカムの初期のポップなラブ・ソング(「うれしい!楽しい!大好き!」や「うれしはずかし朝帰り」など)が流れていて、曲に耳を傾けていると、最近のJ-POPのラブ・ソングより、こういった、ドリカムの初期のポップなラブ・ソングのほうが、恋愛の楽しい感じやウキウキした感じのイメージが伝わってくるなあと思ったりしたんだけど、この感覚って、世代的なものというか、古い感覚だったりするのかもしれないなあと、そんなことをふと思ったりしました。
で、綿矢りささんの小説は、「蹴りたい背中」を含めて、「インストール」「夢を与える」「ウォーク・イン・クローゼット」と、四冊読んでますが、「蹴りたい背中」が一番インパクトが弱かったですかねえ。
あと、後半の展開で、女二人・男一人の三人で、ライブに行くシーンがあるんですが、「ウォーク・イン・クローゼット」でも、似たような展開があって、綿矢りささんは、話を展開する上で、ライブに行くシーンを入れるのが好きなのかなあと思ったりしました。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、綿矢りささんの「ウォーク・イン・クローゼット」を読みました。
二つ話が収録されてるんですが、「いなか、の、すとーかー」は、最終的に真っ当なオチにたどりつく、「世にも奇妙な物語」っぽい(?)話で、タイトル作の「ウォーク・イン・クローゼット」は、その時々で服装を変え、いろんな男の人とデートをし、彼氏を探してる女性が主人公の話で(去年放送された、「ゴロウデラックス」の中で紹介されてました)、読む前は、嫌な感じの女の人の話なのかなあと思いきや、意外とそうでもなく、アラサー女子の青春小説といった印象を受けました。
しかし、綿矢りささんは、純文学の作家から(なにをもって純文学とするのか基準はわかりませんが・・・)、エンターテイメント作家として、成長してる気がしました。