KIRIN BEER "Good Luck" LIVE

 

 

先日、「KIRIN BEER "Good Luck" LIVE」(TOKYO FM)のサニーデイ・サービスのライブを聴きました。

 

春よりな選曲の、アコースティック・ギターとベースとドラムという、シンプルなバンド・サウンドのライブでした(「白い恋人」は、冬にリリースされた曲ですけど)。

 

中でも、森田童子さんの「ぼくたちの失敗」のカバーが、意外によかったです(僕にとってこの曲は、ドラマ「高校教師」の主題歌だったイメージが強いですけど・・・)。

 

 


Sunny Day Service - 桜 super love【official video】

  

 

 

小沢健二の帰還

 

 

先日、宇野維正さんの「小沢健二の帰還」を読みました。

 

小沢健二さんが日本での音楽活動を休止して、海外に旅立ち、「流動体について」をリリースし、復活するまでの、いわゆる空白期について書かれた本ですね。

 

空白期とは言っても、アルバムをリリースしたり、ツアーをしたり、文章を発表したり、上映会をしたりしてるので、日本の芸能界の第1線で音楽活動をしていない期間ということなんですけど、そんな空白期の活動の中で、音楽活動と、音楽以外の活動は、一見別々のことをしてるように見えるけど、小沢健二さんの中ではつながってるだろうなあと思ったりしました。

 

そのほかに思ったのは、「ある光」の歌詞の中で、「この線路を降りたら」という表現が出てくるんですけど、これは、日本の芸能界の第1線で音楽活動をすることから降りる、という意味だということを、この本を読んで気づきました(今ごろ気づくなんて、鈍いですね・・・)。

 

あと、小沢健二さん唯一のベスト・アルバム「刹那」が、「LIFE」と、曲数や構成を合わせてたりするのも(ラストがインストで終わるとか)、この本を読んで気づきました(またまた、今ごろ気づくなんて、鈍いですね・・・)。

 

なので、「刹那」は、「LIFE」と対になっていて、「LIFE」はA面(陽)で、「刹那」はB面(陰)、みたいな感じなのかなあと(とはいえ、「刹那」にも、陽な曲は収録されているんですが・・・)。

 

それで、先日放送された、小沢健二さんと満島ひかりさんが共演した「Mステ」も見たんですが、番組の中で、小沢健二さんが、「実は「ラブリー」は、ものすごく寂しいときに書いた曲で、「夜が深く長い時を越え」という1節があるけど、まだ越えてない状態だった」(少し言葉は違うかもしれません)という、衝撃の真実を話してました(となると、「ラブリー」の中でも、「いつか悲しみで胸がいっぱいでも(略)  続いてくのさデイズ」という1節が、リアルな歌詞なのかも。そして、「ラブリー」は、小沢健二さんのハッピーな状態を描いた曲ではなく、寂しい状態を超えて、またハッピーな日々が来てほしい、という願いが込められた曲なのかも)。

 

当時の小沢健二さんは、仕事もプライベートも充実していて、テンション高めなハッピーな毎日、みたいなイメージだったけど、そりゃ現実は、そんなハッピーな毎日が続くわけはないんですよね。

 

なので、当時の小沢健二さんは、無理してる部分もあったのかなあと。

 

そう考えてみると、唯一のベスト・ アルバムが、「刹那」と名づけられたのも納得できるかも。

 

 


小沢健二 - ラブリー

 

 

小沢健二の帰還

小沢健二の帰還

 

 

 

 

サブマリン

 

 

先日、伊坂幸太郎さんの「サブマリン」を読みました。

 

「チルドレン」の続編ですね。

 

それで、読んでて思ったんですけど、伏線が張ってあって、最終的に回収されたりはするんだけど、伊坂幸太郎色が弱いというか、少年犯罪をテーマにした、薄味の小説といった印象で、ちょっと物足りなかったですかねえ。

 

「チルドレン」は、もっと趣向を凝らしてた気がするんだすけど・・・(すごい前に読んだので、あまり覚えてはいないんですが・・・)。

 

なので、伊坂幸太郎作品初心者の人が読むのに良いかもしれません。

 

 

サブマリン

サブマリン

 

 

 

 

ひきこもらない

 

 

先日、phaさんの「ひきこもらない」を読みました。

 

あまり働かずに生活しているphaさんですが(本を出したり、ネット上に文章を発表したり、執筆の仕事はしてるけど。あと、たまにテレビに出たり)、そんなphaさんが、サウナに行ったり、漫画喫茶(ネット・カフェ)に行ったり、ゲーセンに行ったり、シティー・ホテルに泊まったり、深夜バス(高速バス?)に乗ったり、一人旅をしたり、などなど、タイトル通り、家にひきこもらずに、街をふらふらしたことについて書かれたエッセイといった感じでした。

 

それで、本の内容の本筋からはズレるんですが、phaさんは、大学時代に京都に住んでたらしく、例えば東京だと、渋谷とか下北沢とか、都心に行かないと、クラブやオシャレなカフェがなかったりするけど、京都はそういったお店がわりと近所にあるらしく、大学の先輩にクラブに誘われて、あまり興味がなかったんだけど、そのクラブが近所だったから、とりあえず行ってみた、みたいなことが書かれてあったんですけど、たしかに近所にクラブがあったら行きやすいよなあと思ったりしました。

 

 

ひきこもらない (幻冬舎単行本)

ひきこもらない (幻冬舎単行本)

 

 

 

 

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

 

 

先日、若林正恭さん(オードリー)の「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を読みました。

 

一昨年の夏休みに、若林さんが行ったキューバ旅行について書かれた本なんですが、若林さんが、キューバ旅行について話した、「オードリーのオールナイトニッポン」も聞いていたので、そこで話した話が、よりくわしく書かれてる旅行記といった印象を受けました。

 

それで、基本キューバ旅行記なんですが、最後に違った展開を見せます。

 

その最後の展開には、少しグッと来るものがありました。

 

 

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
 

 

 

 

22年目の告白 ー私が殺人犯ですー

 

 

先日、映画「22年目の告白  ー私が殺人犯ですー」を観ました。

 

この映画を批評した、「ウィークエンド・シャッフル」を以前聞いていたのと、「サイタマノラッパー」の入江悠監督作品ということで観てみました。

 

韓国映画「殺人の告白」のリメイクということですが(原作映画のほうは未見です)、サスペンスの娯楽作品といった感じでした。

 

 

 

 

 

LA LA LAND

 

 

先日、映画「LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)」を観ました。

 

ある程度ストーリーがわかってる状態で観たというのと、「LA LA LAND」ブームが去ったあとだったので、わりと冷静に観てしまいました・・・。

 

それで、ネット上で、「小沢健二さんの「流動体について」と、「LA LA LAND」のテーマが同じだ」という意見があったんですが、まさにその通りでした。

 

 


小沢健二 - 「流動体について」MV