大人ドロップ

 

 

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(ネタバレありの感想です)

 

 

先日、映画「大人ドロップ」を観ました。 

 

飯塚健監督作品ということで観てみたんですが、飯塚健監督作品特有のテンポの良い会話、センスの良い撮り方、きれいな映像、そして、高校時代という青春の一時を、儚げで切なく、そして繊細に描いていて、とてもよかったです。

 

ただ、由が、とある年上の女性と、屋外で体の関係を持つシーンがあるんですけど、このシーンはいらなかったんじゃないかなあと。

 

映画の中で、由が年上の女性と体の関係を持つエピソードがあってもいいんですけど、なにも屋外でしなくても、と思ったりしました(それに、展開が急だったし)。

 

あと、文化祭のシーンで、由が春に、急に告白するシーンになるんですけど、この展開が急過ぎて、ちょっと無理あるんじゃないかなあと思ったりしました(一応、夏休みや夏休み前に、由と春が、2人で出かけるシーンもあるにはあるんですが・・・)。

 

そういった気になる点もあったんですが、「荒川アンザーザブリッジ」よりも、「大人ドロップ」のほうが全然良いと思いました。

 

あと、最後に、大人になった由と杏が再会して、「あのときのあたしたち、痛かったよねえ」と話すシーンがあるんですけど、そのシーンもよかったです(スピンオフの短編2つもよかったです)。