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そんなことをふと思いました。

1人遊びのような、マイ・ペースなブログです。

朝間さんの多田ちゃん2015 第1話「bluest blue」

 

 

年が明け、お正月休みも終わった仕事始めの日、とある工場のお昼休みにて。

 

工場内にある休憩室で、お昼ご飯を食べ終え、少しまったりしたころ、新年早々朝から元気がなかった多田ちゃんに、朝間さんは声をかけた。

 

 

 朝間さん「どうした、多田ちゃん。新年早々元気なさそうだけど」

 

  

一瞬の沈黙。

 

すると、多田ちゃんは言った。

  

 

多田ちゃん「bluest blueっす」

 朝間さん「え?」

 多田ちゃん「だからあ、bluest blueっす」

 朝間さん「なにそれ?どういう意味?」

 多田ちゃん「ブルーの最上級っす」

 朝間さん「は?」

 多田ちゃん「だからあ、それくらい落ち込んでるっつーことです」

 朝間さん「はあ・・・」

 

 

一瞬の沈黙。

 

すると、朝間さんは言った。

 

 

朝間さん「なんかあったの?」

多田ちゃん「いや、あの、元日に彼女と初詣に行ったんすけど、そのとき、ちょっとしたことからケンカになっちゃって・・・。その日以来、彼女と口聞いてないです」

朝間さん「はあ」

多田ちゃん「ほんと、bluest blueっす・・・」

 

 

一瞬の沈黙。

 

すると、朝間さんは言った。

 

 

朝間さん「あのさあ、話ズレちゃうんだけど、そのbluest blueって、それ、正しい単語なの?」

多田ちゃん「いや、わかんないっす」

朝間さん「今、若い人たちの間で、よく使われてるとか」

多田ちゃん「いや、わかんないっす」

朝間さん「えぇ?」

多田ちゃん「でも、それくらい落ち込んでるっつーことです」

朝間さん「はぁ・・・」

 

 

自分の落ち込み具合を、聞いたことのない単語を使って表現する多田ちゃんはこんな表情に。 → (-_-|||)。

 

そして、そんな多田ちゃんに困惑する朝間さんは、こんな表情になってしまったのでした。 → (・_・?)

 

 


曽我部恵一/「bluest blues」

 

 

(つづく!)