泣かない女はいない

 
 
先日、長嶋有さんの「泣かない女はいない」を読みました(長嶋有さんの小説は、「ジャージの二人」を以前読んでます)。
 
「ご本、出しときますね?」に長嶋有さんが出演したとき、「泣かない女はいない」の帯の推薦文を、キリンジ堀込高樹さんに書いてもらったエピソードを喋っていて、それで気になって読んでみました。
 
なんだろう、表題作は、淡いブルーな雰囲気で(小説だから、色があるわけじゃないんですけど)、淡々と進むお話しで、映画で言うと、単館上映系の邦画、みたいな感じの小説でした。
 
もう1作の「センスなし」も、表題作と同じく、淡々と進むお話しなんですが、こちらは、家を出て行った旦那が延滞していたAVを、主人公である妻が、ビデオ・レンタルに返しに行くといった、珍しい設定のお話しでした。
 

 

泣かない女はいない

泣かない女はいない