ブラック・ミュージック

 

 

先日、数年前のとある音楽雑誌を読んでいたら、初期のころのAwesome City Clubのインタビューが載っていて、そのインタビューの中で、主宰のマツザカタクミさんが、こんなことを言っていました。

 

「atagiさんが聴いている、ソウルとか、ルーツ寄りのブラック・ミュージックと、マツザカタクミさんが、USインディーの流れで聴くようになったブラック・ミュージックとが混ざり合って、Awesome City Clubの音楽の土台なっていて、それが、90年代のJ-POP、例えば、小沢健二さんに近い気がする」(要約してます)

 

メンバー自身がこういうことを言っているんだから、そりゃ、Awesome City Clubの音楽が僕の耳に引っかかるわけだ。

 

それで、小沢健二さんは、ブラック・ミュージックの要素を取り入れたアルバム「LIFE」で世間的にブレイクしたと思うんですけど(アルバム「dogs(犬は吠えるがキャラバンは進む)」でもブラック・ミュージックの要素は入っていたので、それだけがブレイクの要因ではないかもしれませんが・・・)、星野源さんも、シングル「SUN」辺りからブラック・ミュージックの要素を取り入れて、それで開かれたというか、世間的にブレイクした感じがあると思うので(こちらも、ブラック・ミュージックの要素を取り入れたことだけが、ブレイクの要因ではないかもしれませんが・・・)、ブラック・ミュージックには、なにかを開放する、そういった要素があるのかもしれないなあと、そんなことをふと思ったりしました。