昼田とハッコウ

 

 

(ちょい「ネタバレあり」の感想です)

 


先日(去年)、山崎ナオコーラさんの「昼田とハッコウ」を読みました。

 

幸福寺(吉祥寺)にある、アロワナ書店という本屋さんが舞台の小説ですね。

 

それで、話の本筋からはズレてしまうんですけど、とある登場人物の実の父が、幸福寺にいるホームレスだということがわかり、その登場人物が、育ての母に、実の父について聞くと、育ての母が、「あなたのお父さんは、仕事(サラリーマンではなくて、たしか自営業)をしてたんだけど、性格がナイーブ過ぎて、仕事がダメになって、ホームレスになってしまった」みたいなことを話すシーンがあって、この、性格がナイーブ過ぎるがゆえに、仕事がダメになってホームレスになってしまったという、とある登場人物の実の父が気になりました(このホームレスに関しては、少ししか書かれてません)。

 

あと、表紙が本屋さんの写真で、その本屋さんが気になり、本の中に書かれていたので、調べてみると、ブックス・ルーエという本屋さんで、実際に吉祥寺にある3回建ての本屋らしく、アロワナ書店と特徴が似ているので、この本屋さんが、アロワナ書店のモデルなんだと思います。

 

あと、タイトルがサリンジャーの「フラニーとゾーイ」みたいだなあと思ったりしました(「フラニーとゾーイ」、読んだことないけど・・・)。

 

 

昼田とハッコウ

昼田とハッコウ