先日、映画「LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)」を観ました。
ある程度ストーリーがわかってる状態で観たというのと、「LA LA LAND」ブームが去ったあとだったので、わりと冷静に観てしまいました・・・。
それで、ネット上で、「小沢健二さんの「流動体について」と、「LA LA LAND」のテーマが同じだ」という意見があったんですが、まさにその通りでした。
(ちょい「ネタバレあり」の感想です)
先日(去年)、山崎ナオコーラさんの「昼田とハッコウ」を読みました。
幸福寺(吉祥寺)にある、アロワナ書店という本屋さんが舞台の小説ですね。
それで、話の本筋からはズレてしまうんですけど、とある登場人物の実の父が、幸福寺にいるホームレスだということがわかり、その登場人物が、育ての母に、実の父について聞くと、育ての母が、「あなたのお父さんは、仕事(サラリーマンではなくて、たしか自営業)をしてたんだけど、性格がナイーブ過ぎて、仕事がダメになって、ホームレスになってしまった」みたいなことを話すシーンがあって、この、性格がナイーブ過ぎるがゆえに、仕事がダメになってホームレスになってしまったという、とある登場人物の実の父が気になりました(このホームレスに関しては、少ししか書かれてません)。
あと、表紙が本屋さんの写真で、その本屋さんが気になり、本の中に書かれていたので、調べてみると、ブックス・ルーエという本屋さんで、実際に吉祥寺にある3回建ての本屋らしく、アロワナ書店と特徴が似ているので、この本屋さんが、アロワナ書店のモデルなんだと思います。
あと、タイトルがサリンジャーの「フラニーとゾーイ」みたいだなあと思ったりしました(「フラニーとゾーイ」、読んだことないけど・・・)。
先日(去年)、佐藤多佳子さんの「明るい夜に出かけて」を読みました。
主人公が、「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」のリスナーであり、ハガキ職人でもあるという設定で(それがきっかけで、新たに友達ができたりします)、深夜ラジオに纏わる青春小説でした。
それで、ある程度年齢のいった作家さんが青春小説を書くと、登場人物たちの会話や雰囲気などが、古く感じたりすることがあるけど、今作はそんなことなかったです。
また、深夜ラジオに関して、よく取材されてるなあと思ったりしたんだけど、「あとがき」を読んだら、佐藤多佳子さん自身が深夜ラジオのファンらしく、どうりでくわしく書かれてるわけだ。
あと、「アルコ&ピースのオールナイトニッポン」はもう終わってしまっているので、「アルコ&ピースのD.C.GARAGE」聞いてみようかなあと思ったりしました(で、実際聞いてみたりしてる・・・)。
先日(去年)、朝井リョウさんの「何様」を読みました。
「何者」のアナザー・ストーリーの短編集ですね。
青春小説だったり、仕事小説だったり、面接官側から描いた就職活動小説だったりと、「何者」に出てきた登場人物たちの過去を描いたり、また、「何者」に出てきた登場人物たちの周りの人たちを描くことによって、「何者」に出てきた登場人物たちがリンクしてきたりと、そんな短編集でした。
ただ、僕も以前、「何者」は読んだんですが、各キャラクターの設定など、忘れてしまっていて、あらためて調べ直して読んだので、「何者」とリンクしてる部分を、全て把握できてないと思うので、「何者」を読んでから、あまり間を空けずに読むといいかもしれません。
僕自身、アンテナを広く張って、幅広く音楽を聴けてる状態ではありませんが(というか、そもそも幅広く音楽を聴いてる人間ではないか・・・)、個人的に、2017年の音楽シーンを短く振り返ってみようと思います。
2017年で1番印象に残った曲は、Awesome City Clubの「青春の胸騒ぎ」ですかねえ。
Awesome City Club – 青春の胸騒ぎ (Music Video)
Awesome City Clubを知るきっかけになった曲で、たまたま深夜のテレビで流れてるのを聴いて知りました。
そして、Awesome City Clubを知ったことをきっかけに、今、若手のシティポップのバンドたちが盛り上がってることを知ったり(気づいたり)(「若手のシティポップのバンドたち」と、ひと括りにされるのは、本人たちは嫌かもしれませんが・・・)、小沢健二さんが復活したり、前もって宣伝もなく、いきなりサニーデイ・サービスがニュー・アルバムを配信でリリースしたりと、個人的には、2017年の音楽シーンはおもしろかったと思います。
ということで、よいお年を。