鳩の撃退法

 

 

(ちょいネタバレあり(?)の感想です)

 

 

先日、佐藤正午さんの「鳩の撃退法」を読みました。

 

夏頃に、豊田道倫さんが、この小説を読んだことをツイッターでつぶやいてて気になったのと、佐藤正午さんの「ジャンプ」を昔読んだことがあって、おもしろかった記憶があるので、今回読んでみました。

 

う〜ん、なんか、変な小説でした。

 

小説の中で起きた事件と、その事件をもとに、主人公が書いた小説と、主人公が過ごした日々とが、行ったり来たりする小説で、ミステリーっぽい要素もあるんだけど、はっきり解決するわけでもなく、なんだろう、小説を書くための設計図を見せられてるような、変な小説でした。

 

で、上下巻あって、すごい長い小説で、読んでて、「そこ、そんなに細かく詳細に長く書かなくていいんじゃないの?」と思う箇所がいくつもあって、カットすろところはカットして、短くできるところは短くすれば、1冊にまとめられた気がするし、そのほうがスピード感が出てよかったんじゃないかなあと思ったりしました。

 

個人的には、「ジャンプ」のほうがおもしろかったです。

 

  

鳩の撃退法 上

鳩の撃退法 上

 

  

鳩の撃退法 下

鳩の撃退法 下