(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、映画「ディストラクション・ベイビーズ」を観ました。
ちゃんとオチがある終わり方って感じではありませんでしたが、暴力系で破滅型の、青春映画といった感じでしょうか・・・。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、映画「ディストラクション・ベイビーズ」を観ました。
ちゃんとオチがある終わり方って感じではありませんでしたが、暴力系で破滅型の、青春映画といった感じでしょうか・・・。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、佐藤正午さんの「身の上話」を読みました。
最初は、主人公で書店員のミチルが、彼氏がいつつも、出版社の人と不倫をしていて、恋愛に関するトラブルの話なのかと思いきや、次から次へと、意外な展開が起こっていく、ジェットコースター・ミステリー小説で、おもしろかったです。
で、この小説は、ドラマ化されてるんですが、ドラマ化されるのも納得です(ちなみに、ドラマ版は、映画「落下する夕方」を監督した、会津直枝さんが、演出・脚本・プロデュースを、1人で手掛けてるみたいです)。
ただ、終わり方に関しては、もうちょっとスッキリした終わり方だったらよかったのになあと思ったりしました。
例えば、ミチルが、晴れて無罪放免になるとか、竹井輝夫の動機や人物像が、もっとハッキリするとか。
あと思ったのが、ミチルが東京に出てこなければ、もしくは、東京に出てきても、竹井輝夫に会わなければ、事件はなにも起きなかっただろうなあと(こんなことを言ってしまっては、物語が進んでいかないので、元も子もないんですが・・・)。
先日、映画「TOO YOUNG TOO DIE! 若くして死ぬ」を観ました。
宮藤官九郎さん、監督・脚本作品ですね。
地獄を舞台にした(現生と行ったり来たりしますが)、音楽演劇といった感じの作品で、高校生の片想いを、特殊な形で描いた作品といった感じでしょうか。
で、宮藤官九郎監督作品は全て観てますが、映画だと、宮藤官九郎さんがやりたいことを追求するからなのか、ちょっとマニアックな世界観になりがちだと思うんですね(なので、宮藤官九郎さん自身は、こういった世界観のほうが、やりたい方向性なのかもしれません)。
あと、映画だと、宮藤官九郎さん脚本のドラマの特徴でもある、登場人物同士のおもしろい会話、テンポ良く話が進んでいく感じ、そして、伏線が張ってあって、回収されてく感じが、薄まってる気がするんですよね(そういった要素が全くないわけではないんですが)。
なので、僕は、宮藤官九郎作品は、ドラマのほうが好きだなあと思ったりしました(ドラマのほうが、一般層を意識して脚本を書くと思うので、バランスも良い気がします)。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、村田沙耶香さんの「コンビニ人間」を読みました。
村田沙耶香さんの小説を読むのは、今作が初めてですけど、読みやすかったです。
で、「アメトーーク」の「読書芸人」でも、「コンビニ人間」が紹介されていて、番組の中で、「読む人によって、捉え方が違う終わり方だ」みたいな話が出てましたけど、そんな謎めいた終わり方って感じではなかったですね。
と、思ったりしたんですが、素直に読むと、一度はコンビニを辞めてしまった古倉さんが、コンビニで働くことが体に染みついているため、再びコンビニで働くことを選択する、とか、縄文時代から変わらない世界のシステムに迎合したくない白羽自身が、そのシステムに一番とらわれてる、とか、そういった終わり方に感じるけど、深読みしてみると、コンビニを辞めたあとに現れた白羽は、現実の存在ではなく、古倉さんが頭の中で作り上げた存在なのではないかと思ったり、いろいろ深読みできるっちゃあできる終わり方ですかね。
あと、ひとつ思ったのが、今の時代、ある程度大人な年齢の人が、結婚してなくて独身だったり、就職してなくて、非正規雇用で働いてたりしても、そんな奇異な目で見られないんじゃないかなあと思ったりしました。
(ちょいネタバレあり(?)の感想です)
先日、佐藤正午さんの「鳩の撃退法」を読みました。
夏頃に、豊田道倫さんが、この小説を読んだことをツイッターでつぶやいてて気になったのと、佐藤正午さんの「ジャンプ」を昔読んだことがあって、おもしろかった記憶があるので、今回読んでみました。
う〜ん、なんか、変な小説でした。
小説の中で起きた事件と、その事件をもとに、主人公が書いた小説と、主人公が過ごした日々とが、行ったり来たりする小説で、ミステリーっぽい要素もあるんだけど、はっきり解決するわけでもなく、なんだろう、小説を書くための設計図を見せられてるような、変な小説でした。
で、上下巻あって、すごい長い小説で、読んでて、「そこ、そんなに細かく詳細に長く書かなくていいんじゃないの?」と思う箇所がいくつもあって、カットすろところはカットして、短くできるところは短くすれば、1冊にまとめられた気がするし、そのほうがスピード感が出てよかったんじゃないかなあと思ったりしました。
個人的には、「ジャンプ」のほうがおもしろかったです。
先日、村田沙耶香さんとCharaさんが対談した、「SWITCH インタビュー 達人達」を見ました。
もともと、村田沙耶香さん目当てで見たんですが、番組の中で、「やさしい気持ち」や「タイムマシーン」といった、Charaさんの昔の曲たちがチラッと流れて、Charaさんの音楽を熱心に聴いてた人間ではありませんが、90年代後半の空気が詰まった、良い曲たちだなあと思ったりしました。
あと、Charaさんは、鼻歌で作曲するような、コード進行とか気にしないで、感覚で音楽を作るタイプの人っていうイメージが勝手にあったので、楽器(ピアノ)が弾けるのが意外でした。
Chara/「やさいい気持」
オルゴールっぽい音や、民族音楽っぽい要素(?)が入った、ポップな良曲。
Chara/「タイムマシーン」
切ないメロディーの良曲。
また、Charaさんと浅野忠信さんというカップルも、90年代後半を象徴してるような気がします。
大沢伸一さんプロデュースの、Charaさんにしてはめずらしい(?)、R&B風の良曲。