とある工場のお昼休みにて。
午前中に、とあるトラブルを起こしてしまった朝間さん。
そんな朝間さんが、そわそわした様子で言った。
朝間さん「多田ちゃん、どうしよう」
多田ちゃん「なにがですか?」
朝間さん「絶対工場長に怒られるよ」
多田ちゃん「まだわかんないじゃないっすかあ。それに、まだバレてないんだし」
朝間さん「・・・・・・」
一瞬の沈黙。
すると、朝間さんが言った。
朝間さん「あーあ、祈ることしかできないのかなあ?」
多田ちゃん「え?祈るって、なにをですか?」
朝間さん「え?だからあ、工場長に怒られないように」
多田ちゃん「いやいや、祈るってほどのことじゃないでしょう」
朝間さん「・・・・・・」
一瞬の沈黙。
すると、朝間さんが言った。
朝間さん「神様は踊っているのかなあ?」
多田ちゃん「え?神様って、なんか話が大げさになってますよ。どうしちゃったんですか、朝間さん」
すると、朝間さんが、みるみるうちに小さくなっていき、少年に戻ってしまった。
そんな朝間さんが言った。
朝間さん「どうも。I'm a boyです」
そんな朝間さんを見て、困惑する多田ちゃん。
そんな多田ちゃんが言った。
多田ちゃん「どういうこと、これ?」
トラブルを起こてしまい、工場長に怒られるかもしれないというプレッシャーからか、まるで「ドラえもん」の世界のように、少年に戻ってしまった朝間さんなのであった。
サニーデイ・サービス/「I’m a boy」
(つづく!)