何様

 

 

先日(去年)、朝井リョウさんの「何様」を読みました。

 

「何者」のアナザー・ストーリーの短編集ですね。

 

青春小説だったり、仕事小説だったり、面接官側から描いた就職活動小説だったりと、「何者」に出てきた登場人物たちの過去を描いたり、また、「何者」に出てきた登場人物たちの周りの人たちを描くことによって、「何者」に出てきた登場人物たちがリンクしてきたりと、そんな短編集でした。

 

ただ、僕も以前、「何者」は読んだんですが、各キャラクターの設定など、忘れてしまっていて、あらためて調べ直して読んだので、「何者」とリンクしてる部分を、全て把握できてないと思うので、「何者」を読んでから、あまり間を空けずに読むといいかもしれません。

 

 

何様

何様

 

 

 

 

2017

 

 

僕自身、アンテナを広く張って、幅広く音楽を聴けてる状態ではありませんが(というか、そもそも幅広く音楽を聴いてる人間ではないか・・・)、個人的に、2017年の音楽シーンを短く振り返ってみようと思います。

 

2017年で1番印象に残った曲は、Awesome City Clubの「青春の胸騒ぎ」ですかねえ。

 

 


Awesome City Club – 青春の胸騒ぎ (Music Video)

 

 

 Awesome City Clubを知るきっかけになった曲で、たまたま深夜のテレビで流れてるのを聴いて知りました。

 

そして、Awesome City Clubを知ったことをきっかけに、今、若手のシティポップのバンドたちが盛り上がってることを知ったり(気づいたり)(「若手のシティポップのバンドたち」と、ひと括りにされるのは、本人たちは嫌かもしれませんが・・・)、小沢健二さんが復活したり、前もって宣伝もなく、いきなりサニーデイ・サービスがニュー・アルバムを配信でリリースしたりと、個人的には、2017年の音楽シーンはおもしろかったと思います。

 

ということで、よいお年を。

 

 

 

レヴォリューション No.0

 

 

(ちょい「ネタバレあり」の感想です)

 

 

先日、金城一紀さんの「レヴォリューション No.0」を読みました。

 

金城一紀さんが原案・脚本を担当したドラマ、「奥様は、取り扱い注意」を見ていたので、その流れで、久しぶりに金城一紀作品を読んでみました。 

 

レヴォリューション No.3」に出てくる、ザ・ゾンビーズの結成前夜を描いた作品で、「レヴォリューション No.0」のエンディングが、「レヴォリューション No.3」のオープニングにつながってる、といった作りの小説でした(「レヴォリューション No.3」を読んだのは、ものすごい前なので、僕の記憶が正しければ、ですが・・・)。

 

 

レヴォリューションNo.0

レヴォリューションNo.0

 

 

 

 

クリスマス

 

 


Sunny Day Service - クリスマス remixed by 小西康陽【official video】

  

 

先日、サニーデイ・サービスの「クリスマス -white falcon & blue christmas- remixed by 小西康陽」を聴きました(原曲は、配信リリース時に聴いてます)。

 

原曲は、メロウなファンクといった印象ですが、リミックス・バージョンは、原曲よりもクリスマスっぽい雰囲気で、そして、原曲からはガラッとコード進行を変えているんですが、違和感なくメロディーに合ってるリミックスですね。

 

 


Sunny Day Service - クリスマス【official video】

 

 

クリスマス -white falcon & blue christmas- remixed by 小西康陽 [ROSE-216] [Analog]

クリスマス -white falcon & blue christmas- remixed by 小西康陽 [ROSE-216] [Analog]

 

 

 

 

アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)

 

 

先日、小沢健二さんと日米恐怖学会の「アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)」を読みました。

 

ハロウィンに関する絵本なんですが、ハロウィンのことを描きつつも、タイトルに、「アイスクリームが溶けてしまう前に」とあるように、「今過ごしてるこの時間は、2度と戻らないかけがえのない時間なんだよ」、もしくは、「気持ちは変わってしまうから(忘れてしまうから)、今抱いているこの想いは、大切な想いなんだよ」、というメッセージが込められた絵本だなあと思ったりしました。

 

小沢健二さんの曲の歌詞で言うと、「さよならなんて云えないよ」の、「2度と戻らない美しい日にいると」、という歌詞とリンクしてる感じでしょうか・・・(そう考えてみると、小沢健二さんの表現は、音楽だったり、文章だったり、朗読だったり、いろんな形があるけど、表現したいことは、一貫してる部分もあるのかも・・・)。

 

 


小沢健二 - さよならなんて云えないよ

 

 

 

 

 

池袋ウエストゲートパークⅫ 西一番街ブラックバイト

 

 

(ちょい「ネタバレあり?」の感想です)

 

 

先日、石田衣良さんの「池袋ウエストゲートパークⅫ  西一番街ブラックバイト」を読みました。

 

安定のシリーズ作といった感じでした。

 

しかし、全話とも、タカシとGボーイズが絡んでくる話で、「マコトに依頼が来る(もしくは、タカシから依頼が来て、事件に少し触れる)→タカシに連絡をとる→Gボーイズが協力する→事件解決」と、大体そういった感じで、「あれ?「池袋ウエストゲートパーク」の事件を解決する流れって、こんなにワン・パターンだったっけ?」と思ったりしました・・・。

 

過去作は、事件を解決する流れが、もっといろんなパターンがあったような気がするんですけど・・・(僕の記憶違いかもしれませんが・・・)。

 

 

 

 

 

リバーズ・エッジ

 

  

岡崎京子さんの「リバーズ・エッジ」(リアル・タイムではないですけど、昔読みましたよ〜)が、行定勲監督によって映画化されるんですが、主題歌が、小沢健二さんの新曲「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」であることが今日発表されました。

 

そして、「アルペジオ」の歌詞が、小沢健二さんのオフィシャル・サイト「ひふみよ」で公開されました。

 

もうすでにネット上で話題になってますけど、当時のことをすごい赤裸々に書いた歌詞で・・・。

 

歌詞の中に出てくる、「君」はあの人で、「彼女」はあの人で、「古い友」はあの人で、なんて、大体想像がついてしまいます・・・(僕の想像が合ってるかはわかりませんが・・・)。

 

やっぱり、岡崎京子作品への提供曲なので、特別な想いがあるのと、今だから書けた歌詞なのかもしれませんね。

 

Kenji Ozawa 小沢健二 Official Site ひふみよ