先日(というか、去年)、伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングは三つ数えろ」を読みました。
「陽気なギャング」シリーズの第3弾なんですが、「陽気なギャング」シリーズの第3弾を書くにあたって、「陽気なギャング」シリーズじゃなくても成立する話を、無理矢理「陽気なギャング」シリーズの登場人物たちを使って書いた話、といった感じがして、ちょっと無理あるかなあと思ったりしました。
(「ネタバレ」というほどではありませんが、多少ストーリーの展開に触れた感想です)
先日(というか、去年)、柴崎友香さんの「春の庭」を読みました。
芥川賞受賞作品ですね。
まず読んで思ったのが、作風が少し変わったなあ、と。
柴崎友香さんの小説って、オフビートなミニシアター系の青春映画(よくジム・ジャームッシュ監督作品とか引き合いに出されますけど)、みたいな小説を書くイメージだったんですけど、今作はちょっと違いますね。
ラストも、柴崎友香作品ぽくなくて、意外な感じでした。
あと、主人公が、取り壊されるアパートに住んでるんですが、徐々に住人たちがアパートを出ていくのが、読んでて、少し寂しく感じたりしました。
(「ネタバレ」というほどではありませんが、多少ストーリーの展開に触れた感想です)
先日(というか、去年)、本谷有希子さんの「あの子の考えてることは変」を読みました。
基本は、日田と巡谷の共同生活を描いてる作品なんですけど、中盤、巡谷がセッ〇ス・フレンドの家に行く展開があるんですが、その辺りから、急に物語が動き出すというか、物語にドライブ感が出てきます。
Sunny Day Service - 卒業【Official Video】
先日、曽我部恵一さんのSoundCloudにアップされている「遠い太鼓」と、サニーデイ・サービスのアルバム「the City」に収録されている「卒業」を聴き比べてみたんですけど(「遠い太鼓」と「卒業」は、タイトルが違うだけで同じ曲です)、この2曲、ミックスが違いますね。
「卒業」のほうが、淡い感じになってる気がします。
特に、ボーカルの処理の仕方が違いますかね(ボーカルにエフェクトがかかってるというか、エコーがかかってるというか、ふわ~と広がる感じになっている)。
あと、最後のギター・ソロも、「遠い太鼓」よりも「卒業」のほうが、はっきり聴こえる気がします。