チャンオクの手紙

 

 

先日(というか、去年)、映画「チャンオクの手紙」を観ました。

 

ネスレの企画で、YouTubeで無料公開されていたので、観てみました(もう無料公開は終わってしまったみたいです)。

 

ぺ・ドゥナを主演に向かえて、韓国で撮影された、岩井俊二監督の短編作品で、無料公開ですが、劇場公開しても大丈夫なクオリティの、ちゃんとした岩井俊二監督作品でした。

 

 

 

異類婚姻譚

 

 

先日(というか、去年)、本谷有希子さんの「異類婚姻譚」を読みました。

 

芥川賞受賞作品ですね。

 

それで、演劇の世界の人が小説を書くと、奇抜な世界観の小説を書くイメージがあるんですけど(その奇抜な世界観のパワーで、物語を進めていく感じ?なんて、僕の勝手なイメージですが・・・)、今作は、ちゃんと純文学になってるなあと思ったりしました(とか言いつつ、なにをもって純文学とするのか、自分でもはっきりわかっていないので、なんとなくなんですが・・・)。

 

また、今作は、静かに奇抜といった感じでしょうか。

 

 

異類婚姻譚

異類婚姻譚

 

 

 

 

陽気なギャングは三つ数えろ

 

 

先日(というか、去年)、伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングは三つ数えろ」を読みました。

 

「陽気なギャング」シリーズの第3弾なんですが、「陽気なギャング」シリーズの第3弾を書くにあたって、「陽気なギャング」シリーズじゃなくても成立する話を、無理矢理「陽気なギャング」シリーズの登場人物たちを使って書いた話、といった感じがして、ちょっと無理あるかなあと思ったりしました。

 

 

 

 

 

スウィート・ヒアアフター

 

 

先日(というか、去年)、よしもとばなな吉本ばなな)さんの「スウィート・ヒアアフター」を読みました。

 

交通事故に遭った、小夜の再生の物語といった感じでした。

 

 

スウィート・ヒアアフター

スウィート・ヒアアフター

 



 

春の庭

 

 

(「ネタバレ」というほどではありませんが、多少ストーリーの展開に触れた感想です)

 

 

先日(というか、去年)、柴崎友香さんの「春の庭」を読みました。

 

芥川賞受賞作品ですね。

 

まず読んで思ったのが、作風が少し変わったなあ、と。

 

柴崎友香さんの小説って、オフビートなミニシアター系の青春映画(よくジム・ジャームッシュ監督作品とか引き合いに出されますけど)、みたいな小説を書くイメージだったんですけど、今作はちょっと違いますね。

 

ラストも、柴崎友香作品ぽくなくて、意外な感じでした。

 

あと、主人公が、取り壊されるアパートに住んでるんですが、徐々に住人たちがアパートを出ていくのが、読んでて、少し寂しく感じたりしました。

 

 

春の庭 (文春文庫)

春の庭 (文春文庫)

 



 

あの子の考えてることは変

 

 

(「ネタバレ」というほどではありませんが、多少ストーリーの展開に触れた感想です)

 

 

先日(というか、去年)、本谷有希子さんの「あの子の考えてることは変」を読みました。

 

基本は、日田と巡谷の共同生活を描いてる作品なんですけど、中盤、巡谷がセッ〇ス・フレンドの家に行く展開があるんですが、その辺りから、急に物語が動き出すというか、物語にドライブ感が出てきます。

 

 

あの子の考えることは変 (講談社文庫)
 

 

 

 

マナーは悪いが

 

 

先日、とある通りを歩いていたら、ブイブイ低音をきかせながら、大音量で音楽を流して走ってくる車がいました。

 

「なんの曲を流してるんだろう?」と思い、耳をすましてみると、槇原敬之さんの「どんなときも」でした。

 

この選曲から、運転してる人は、マナーは悪いけど、悪い人ではないかもしれないと、そんなことをふと思ったりしました(僕の勝手な想像ですが・・・)。