れんげ荘

 

 

先日、群ようこさんの「れんげ荘」を読みました。

 

ちょっと前に、去年行われた、phaさんと大原扁理さんと鶴見済さんの3人によるトーク・イベントの模様がYouTubeにアップされて、その音源を先日聞いたら、そのイベントの中で、3人それぞれが本を紹介するコーナーがあって、そのコーナーの中で、大原扁理さんが群ようこさんの「れんげ荘」を紹介していて、それで興味があって読んでみました。

 

とある中年女性が、貯金が貯まったから、仕事を辞め、貯金を切り崩し、働かないで生活するといった内容で、ある種、大原扁理さんの生活スタイルの元ネタと思われるような小説でした(とはいえ、実際には元ネタではないと思いますが・・・)。

 

そして、主人公の女性が、自分で望んで無職になったものの、そんな生活を送りながらも、やっぱり迷ったりしていて、「人間て、こういうもんだよなあ」と思ったりしました。

 

それと、主人公の女性のお母さんが出てくるんですが、このお母さんは、古いタイプの母親といった印象を受けました。

 

 

れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)

れんげ荘 (ハルキ文庫 む 2-3)