さよなら くちびる

 

 

 

 

(ちょいネタバレありの感想です)→(いや、ネタバレというほどでもないんですが・・・)

 

 

先日、映画「さよなら くちびる」を観ました(映画、久しぶりに観たなあ)。

 

ハルレオという、アコースティック・デュオの解散ライブ・ツアーを追ったロードムービーで、なかなかよかったです。

 

また、ミュージシャンを扱ってるからか、今時めずらしいくらい、喫煙シーンが多かったり(映画だと、喫煙シーンの規制とか、あんま関係ないのかな?)、移動車の中でビール飲んじゃったりとか(もちろん運転手は飲まないですよ)、そういったシーンも、観てて心地よかったです。

 

ただ、違和感を感じた部分もあって、ハルレオのローディ兼マネージャーであるシマが、昔バンドでデビューしていて、当時関わりのあったバンドマンと、とあるライブハウスで再会し、とある理由で、ボコボコに殴られてしまうんですが、「今時、音楽業界で、こんなことってあるんだろうか?」と思ったりしました。

 

もうひとつ違和感を感じた部分は、テレビが、ハルレオのライブを見に来ていたファンの人たちを取材しに来た時に、若い女性2人組のファンが、カメラの前で、2人肩を寄せ合い、心酔するように、ハルレオの歌をしっとり歌い出すんですが、「今時、テレビ・カメラの前で、こんなことする音楽ファンて、いるんだろうか?」と思ったりしました。

 

違和感を感じた部分は以上で、本筋の感想に戻りますが、映画を観ていて、ミュージシャンて、一見華やかな仕事に見えるけど、車で全国を回り、歌(曲)を披露して、自分たちを売り込む(覚えてもらう)といった、意外とアナログで地道な仕事だなあと思ったりもしました(メジャーのレコード会社に所属していて、売れてるアーティストは違うかもしれませんが・・・)。

 

 

ハルレオ/「さよならくちびる」