先日、加藤千恵さんの「ラジオラジオラジオ」を読みました。
加藤千恵さんの小説を読むのは、今回が初めてです。
で、今作は、ラジオにまつわる青春小説なんですが、加藤千恵さんは実際に、学生時代に友達と、「ラジオラジオラジオ」というラジオ番組をやっていたらしく(この番組名は、フリッパーズギターの「カメラカメラカメラ」から来てるらしいです)、その経験を活かして書かれた青春小説といった感じでした。
で、読んだ感じ、出来が悪いわけではないんですけど、長編の青春小説としては、ちょっと弱いかなあと思ったりしました。
なので、例えば、加藤千恵さんが、青春をテーマにした短編集を出したとして、今作をもっと短い話にして、その短編集の中に収録されてる一編、て感じだったら、ちょうどよかったんじゃないかなあと思ったりしました。