2016-01-01から1年間の記事一覧

夏の終わりに(その2)

昨夜の深夜12時過ぎ。 部屋で軽くお酒を飲んでいると、突然窓の外から、でっかいゴキブリが、飛んで部屋に入ってきた。 そのゴキブリに気づいた僕は、慌てて立ち上がり、ゴキブリを退治することに悪戦苦闘する。 数十分後、無事終了したが、すっかり酔いが醒…

夏の終わりに

台風が通り過ぎた日の夜、深夜12時過ぎ。 僕は部屋でお酒を飲んでいると、窓から、涼しい風が入ってきた。 その風に吸い寄せられるように、僕はグラス片手に、ベランダに出た。 ベランダに出ると、風が心地よく、空は、夜空だからわかりにくいけど、晴れてい…

ラジオラジオラジオ

先日、加藤千恵さんの「ラジオラジオラジオ」を読みました。 加藤千恵さんの小説を読むのは、今回が初めてです。 で、今作は、ラジオにまつわる青春小説なんですが、加藤千恵さんは実際に、学生時代に友達と、「ラジオラジオラジオ」というラジオ番組をやっ…

ふがいない僕は空を見た

先日、窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た」を読みました。 「ご本、出しときますね?」で知った窪美澄さんですが、窪美澄さんの小説を読むのは今回が初めてです(タナダユキ監督で映画化されてるみたいですね)。 連作短編集なんですが、R-18文学賞を受…

ロマンス

先日、映画「ロマンス」を観ました。 タナダユキ監督作品ですね。 タナダユキ監督作品を観るのは、今回が初めてですが、今作は、ロード・ムービーですかね。 で、ストーリーを大まかに説明すると、ロマンスカーの販売員が、車内で、万引きに間違えられた男と…

ラブ&ピース

先日、映画「ラブ&ピース」を観ました。 園子温監督作品ですね。 で、今作は、ファンタジー的傾向の作品だと思いますが、園子温監督は、ほんといろんな作風の映画を撮りますね。 あと、亀の声がかわいかったです。 ラブ&ピース スタンダード・エディション(D…

天空の蜂

先日、映画「天空の蜂」を観ました。 堤幸彦監督作品で、原作は、東野圭吾さんの小説ですね(未読です)。 正統派な原発テロもの、といった感じの映画でした。 天空の蜂 [DVD] 出版社/メーカー: 松竹 発売日: 2016/02/03 メディア: DVD この商品を含むブログ…

ギャラクシー街道

先日、映画「ギャラクシー街道」を観ました。 三谷幸喜監督作品ですね。 評判が悪いのを知ってて観たんですが、たしかに中途半端な作品といった印象でしょうか・・・。 多分、三谷幸喜作品の映画となると、ドラマよりも、豪華俳優陣で(今作も豪華俳優陣では…

S ー最後の警官ー 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE

先日、映画「S ー最後の警官ー 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」を観ました。 ドラマ・シリーズも見たので、今回映画版も観てみました。 観ててふと思ったんですけど、これって、TBS版「海猿」をやろうとしたのかなあと。 で、「S ー最後の警官ー」のほうが、…

イニシエーション・ラブ

先日、映画「イニシエーション・ラブ」を観ました。 堤幸彦監督作品ですね。 で、原作は、乾くるみさんの有名などんでん返し小説で、僕は以前に読んでいるので、物語のオチを知ってる状態で観ました。 映画化にあたって、多少変えられてたり、加えられてるエ…

ニコニコ時給800円

先日、海猫沢めろんさんの「ニコニコ時給800円」を読みました。 「ご本、出しときますね?」で知った海猫沢めろんさんですが、小説を読むのは今回が初めてです(ちょっと前に、「頑張って生きるのが嫌な人のための本」は読みました)。 読む前は、短編集かと…

さよなら歌舞伎町

先日、映画「さよなら歌舞伎町」を観ました。 新宿歌舞伎町にあるラブホテルを中心に、とある1日を描いた、群像劇といった感じでした。 しかし、「さよなら歌舞伎町」って、タイトルそのまんまですね。 さよなら歌舞伎町 スペシャル・エディション [DVD] 出…

ピンクとグレー

先日、映画「ピンクとグレー」を観ました。 行定勲監督作品ですね。 で、原作は以前に読んでいるので、ストーリーは知ってる状態で観ました。 前半が、原作で描かれたストーリーで、後半は、その後を描く、みたいな感じでした。 で、この映画の宣伝文句で、6…

落下する夕方

先日、映画「落下する夕方」を観ました。 原作は、江國香織さんの小説ですね(未読です)。 で、この映画、実は以前に観ているんですが、ストーリーをあまり覚えてなくて、初見のように観れました。 90年代の、古き良き、静かな良い雰囲気の映画といった感じ…

ピース オブ ケイク

先日、映画「ピース オブ ケイク」を観ました。 原作は、以前に読んでいて、綾野剛さんと多部未華子さんは、原作とは雰囲気が大分違うんですけど、映画を観たところ、違和感なかったですねえ。 基本、マンガ原作に沿った作りですが、あかりのエピソードは、…

新宿スワン

先日、映画「新宿スワン」を観ました。 園子温監督作品ですが、園子温監督色は薄いですかねえ。 あくまでも、マンガ原作に沿った、エンターテイメント作品を撮ったといった印象です(原作読んでないですが・・・)。 そして、園子温監督作品であると同時に、…

コードネーム U.N.C.L.E.

先日、「コードネーム U.N.C.L.E.」を観ました。 ガイ・リッチー監督作品ということで観てみましたが、ガイ・リッチーっぽい演出はあまりないですねえ。 つまらない映画ってわけではないんですけど、それが残念でした・・・。 強いて言うなら、オープニング…

Zアイランド

先日、映画「Zアイランド」を観ました。 お笑い芸人の品川ヒロシ監督作品ですが、もうねえ、ゾンビあり、アクションあり、バイオレンスあり、流血あり、ヤ○ザの抗争あり、軽妙な会話あり、笑いあり、ちょい下品な感じあり、といった感じで、映画オタクの人が…

グラスホッパー

先日、映画「グラスホッパー」を観ました。 原作は、伊坂幸太郎さんの小説で、僕も以前読んでるんですが、映画は、「あれ?こんなストーリーだったっけ?」といった感じで、原作から結構変えられてる印象を受けました(ただ僕が原作のストーリーを忘れてしま…

バクマン

先日、映画「バクマン」を観ました。 マンガ業界やマンガ家さんたちを描いた作品ですが(そういった意味で言うと、「重版出来」と重なる部分があるかも)、マンガを連載する雑誌が「週刊少年ジャンプ」なので、「友情・努力・勝利」といった、「ジャンプ」の…

れんげ荘

先日、群ようこさんの「れんげ荘」を読みました。 ちょっと前に、去年行われた、phaさんと大原扁理さんと鶴見済さんの3人によるトーク・イベントの模様がYouTubeにアップされて、その音源を先日聞いたら、そのイベントの中で、3人それぞれが本を紹介するコー…

デスプルーフ in グラインドハウス

先日、映画「デスプルーフ in グラインドハウス」を観ました。 クエンティン・タランティーノ監督作品ということで観てみましたが、カー・アクションあり、バイオレンスあり、下品な感じあり、といった感じですが、ストーリーはある種、勧善懲悪的な、シンプ…

頑張って生きるのが嫌な人のための本 〜 ゆるく自由に生きるレッスン

先日、海猫沢めろんさんの「頑張って生きるのが嫌な人のための本 〜 ゆるく自由に生きるレッスン」を読みました。 「ご本、出しときますね?」に海猫沢めろんさんがゲストで出てる回(白岩玄さんと一緒に)を見た僕は、その放送で、初めて海猫沢めろんさんの…

背の眼

先日、道尾秀介さんの「背の眼」を読みました。 道尾秀介さんのデビュー作で、ドラマ化もされてるみたいですね。 で、この小説は、ホラーサスペンス大賞の特別賞を受賞した作品なので、もちろん、ホラーでサスペンスなシーンもあるんですが、基本は、主要な…

長い終わりが始まる

先日、山崎ナオコーラさんの「長い終わりが始まる」を読みました。 ちょっと前に、「ご本、出しときますね?」に山崎ナオコーラさんがゲストで出てて(平野啓一郎さんと一緒に)、その回を見た僕は、久しぶりに山崎ナオコーラさんの本を読んでみようと思い、…

首折り男のための協奏曲

(ちょいネタバレあり(?)の感想です) 先日、伊坂幸太郎さんの「首折り男のための協奏曲」を読みました。 連作短編集といった感じなんですが、「あとがき」にも書いてある通り、最初は首折り男の話で、途中から、黒澤の話になり、また最終的に、首折り男…

ゆとりですがなにか

先日、宮藤官九郎さん脚本の「ゆとりですがなにか」を最後まで見終えました。 「やっぱりクドカン才能あるなあ」と思ったりしました(脚本家として売れてるんだから、当たり前なんですが・・・)。 で、見てて思ったのが、宮藤官九郎さんは、「池袋ウエスト…

ドラゴン・ティアーズ 龍涙 池袋ウエストゲートパークIX

先日、石田衣良さんの「ドラゴン・ティアーズ 龍涙 池袋ウエストゲートパークIX」を読みました。 安定のシリーズ作、といった感じです。 ドラゴン・ティアーズ 龍涙―池袋ウエストゲートパーク〈9〉 (文春文庫) 作者: 石田衣良 出版社/メーカー: 文藝春秋 発…

泣かない女はいない

先日、長嶋有さんの「泣かない女はいない」を読みました(長嶋有さんの小説は、「ジャージの二人」を以前読んでます)。 「ご本、出しときますね?」に長嶋有さんが出演したとき、「泣かない女はいない」の帯の推薦文を、キリンジの堀込高樹さんに書いてもら…

シェア

(ちょいネタバレあり(?)の感想です) 先日、加藤秀行さんの「シェア」を読みました。 「ご本、出しときますね?」の中で、朝井リョウさんが紹介していたので、読んでみました。 新人の作家さんで、表題作は(2つ話が収録されています)、芥川賞の候補に…